金沢市で注文住宅を建てたいと考えるとき、最も気になるのが 「土地代はいくらぐらいなのか」「建物の価格は?」「総額でいくら必要?」といったお金に関する不安ではないでしょうか。しかし、土地価格・建築費はここ数年で大きく変動しています。特に金沢市は、北陸新幹線延伸や移住者増加の影響もあり、公示地価は上昇基調建築費も全国同様に上昇住宅ローン金利も微妙に動きやすい時期このように、2020年以前の情報では家づくりの予算がまったく合わない のが現状です。この記事では、2025年時点の最新データをもとに、《公示地価》金沢市の最新坪単価《フラット35調査》建築費・総額の相場《総額》土地+建物のリアルな目安《年収別》住宅ローンの返済計画《2025年版》金沢市の住宅補助金金沢の気候に合った住宅性能金沢でおすすめの住宅会社これらをすべて網羅的に解説します。金沢での家づくりを検討している方はぜひ参考にしてくださいね。金沢市の特徴と住まいのニーズ引用元:photoAC金沢市は石川県最大の都市であり、歴史文化の豊かさと利便性の高さが共存する「住みやすい街」として知られています。人口・経済の中心石川県の経済・行政の中心地であり、就業機会が多く、若年層〜ファミリー世帯の定住率が高い地域です。医療・教育・生活環境が充実大型病院の充実子育て支援の手厚さ商業施設・公共交通機関の利便性このため、県外からの移住者にも人気があります。金沢市の年収水準総務省のデータによると金沢市の平均世帯年収は約514万円(直近統計)で、石川県全体よりやや高めです。これは「住宅取得が比較的進みやすい世帯」が多いことを意味しています。なぜ今、金沢市の家づくりに“最新データ”が必要なのか?理由1:公示地価が上昇している金沢市はここ数年、地価公示で「上昇」を続けています。そのため、2020年前後の住宅情報サイトにある「坪単価20万円台」などの情報では、まったく現在の相場と合いません。理由2:建築費が全国的に高騰2022〜2024年にかけて資材費・人件費の上昇により、全国的に住宅建築費が上がっています。金沢も例外ではなく、建築費は 年間数%ペースで上昇しています。理由3:補助金制度が毎年変わる金沢市の補助金は毎年のように変更があります。今日の段階では2025年版の制度に沿って解説をしますが、2026年になればあたらしい制度で考える必要があります。金沢市で注文住宅を建てる際の相場(2025年版)2025年時点で金沢市における注文住宅の相場は、「土地代」+「建物価格」+「諸経費」の3つが主な構成要素になります。ここでは、最新の公示地価や建築費データをもとに、実際にどれくらいの費用が必要なのかを整理します。金沢市の平均坪単価公示地価(住宅地):約46万円/坪前後一般的な住宅地の場合:30〜50万円/坪これは金沢市全体の平均値であり、実際の購入エリアによって上下します。エリア別の坪単価の目安1. 中心部(香林坊、片町、武蔵、長町など)60〜80万円/坪以上商業・文化・行政の中心地のため地価が高い2. 住宅地(泉野、野町、有松、広坂、西金沢など)35〜55万円/坪程度金沢の一般的な住宅購入層が最も選ぶエリア3. 市郊外(諸江、間明、若松、疋田、駅西周辺など)20〜35万円/坪程度道路条件によっては20万円台前半の地域も含む注意点同じ「金沢市」の中でも、坪単価はエリアごとに大きく異なるため、土地探しの際は「学区」「交通の利便性」「市街化区域かどうか」などを含めて個別に確認することが重要です。石川県(注文住宅)の建築費相場建築費は、全国的に資材高騰の影響を受けて上昇傾向にあります。最新の建築費データ2024年度フラット35利用者調査(住宅金融支援機構)によると、石川県の注文住宅(建物のみ)平均 3,871万円これは2023年比で増加しており、全国的な建設費高騰の流れを反映しています。建築費が上昇している理由建材・木材価格の上昇職人不足による人件費高騰断熱基準や省エネ基準の強化ZEH住宅の普及による設備コストの増加そのため、金沢で注文住宅を建てる場合、以前より建築費の予算を多めに取る必要があります。土地+建物の総額相場土地と建物の相場を組み合わせると、2025年時点で金沢市における注文住宅の総額は次のようになります。総額の目安(一般的な例)ケース1:40坪の土地(坪40万円程度)+35坪の住宅土地代:約1,600万円建物代:約3,800万円諸経費:約300〜400万円 総額:5,700万円前後ケース2:中心部に近い土地(坪60万円程度)+40坪の住宅土地代:約2,400万円建物代:約4,000万円諸経費:約350〜450万円 総額:6,700〜7,000万円前後ケース3:郊外の土地(坪25万円前後)+30坪のコンパクト住宅土地代:約750万円建物代:約3,200〜3,600万円諸経費:約250〜350万円 総額:4,300〜4,700万円前後金沢市で注文住宅を建てる場合の総額帯(2025年版)まとめると、金沢市で注文住宅を建てる際の総額は以下が目安です。標準的な住宅:5,000〜6,500万円中心部に近いエリア:6,500〜8,000万円郊外でコンパクト住宅:4,000〜5,000万円以前の「3,500万円前後」という相場観は、現在の建築費・土地価格から見ると現実的ではなくなっています。注文住宅の諸経費の目安注文住宅では、土地代・建物代以外に「諸経費」が必要です。諸経費の一般的な目安総額の 6〜10%内訳としては以下のような費用が含まれます。建物関連建築確認申請費地盤調査費地鎮祭・上棟式費用(任意)外構工事費水道・ガス引込費住宅ローン関連事務手数料保証料印紙税登記費用(司法書士報酬)引越し・家具など家具家電購入費引越し費用カーテン・照明建物代だけで資金計画を立ててしまうと、最後に予算オーバーになるケースも多いため、必ず「総額」で資金計画を立てるのが重要です。年収・住宅ローン・資金計画年収に合わせた資金計画は、金沢市で注文住宅を建てる際にもっとも重要なポイントの一つです。ここでは、金沢市の年収水準、住宅ローンの返済目安、各年収帯における現実的な借入額の目安を解説します。金沢市の平均年収金沢市の平均世帯年収は、総務省の統計データ・金沢市の統計データによれば約514万円です。この数値は石川県内でも比較的高い傾向にあり、注文住宅取得世帯が多い背景となっています。返済額の目安(可処分所得の20〜25%)住宅ローンの返済額は、一般的に「可処分所得の20〜25%以内」が推奨とされています。これは金融機関およびファイナンシャルプランナーの基準値でもあり、無理のない返済ラインです。以下、年収帯ごとに無理のない借入額の目安を示します。(引用元:金融広報中央委員会(知るぽると)住宅ローンの返済比率)年収帯別の借入額目安年収500万円月々の返済上限目安:8〜10万円借入額の目安:3,000万〜3,500万円(35年返済/金利1.0%前後)年収600万円月々の返済上限目安:10〜12万円借入額の目安:3,500万〜4,200万円年収700万円月々の返済上限目安:12〜15万円借入額の目安:4,200万〜5,300万円現実的には「土地+建物」で5,000〜6,500万円かかるケースが多いため、頭金や親族からの援助を含めて計画する世帯が多く見られます。住宅ローンの金利タイプと特徴金利タイプの選択は住宅総額に大きく影響します。住宅金融支援機構(フラット35)の金利説明を参考に、代表的な金利タイプは次の3つを紹介します。固定金利金利が借入時から完済まで変わらず、返済計画が安定する。長期的に安定した返済を希望する方向け。変動金利金利は低いが市況で変動するため、返済額が変わるリスクがある。短期的に返済額を抑えたい方向け。固定期間選択型当初10年など一定期間は固定、それ以降は変動。金利変動リスクを一定期間抑えたい方向け。金利上昇が家計に与える影響金利は過去と比較すると依然として低金利ですが、2024〜2025年は変動金利の基準金利が微増傾向にあります。このため、以前よりも「固定金利」や「固定期間選択型」を選ぶ世帯が増えています。例金利が0.5%上昇すると、総返済額が数百万円増えることもあります。頭金はいくら必要か?一般的には「総額の2割」が理想とされていますが、現在の金沢市の相場では以下が現実的です。推奨ライン頭金:総額の10〜20%最低ライン頭金:100〜300万円(諸経費と合わせた最低限)頭金ゼロでも借入は可能ですが、毎月の負担・総返済額が増加するため推奨はされません。諸経費の現実値(6〜10%)諸経費は次のような費用を含みます。国土交通省 住宅取得費用調査を参考しながら確認していきましょう。建物関係建築確認申請地盤調査外構工事水道引込・ガス引込費ローン関係事務手数料保証料印紙税登記費用(司法書士)その他引越し家具家電相場総額の6〜10%例)総額6,000万円の場合 → 360〜600万円金沢市の気候と住宅性能、補助金(2025年版)金沢市の気候の特徴金沢市は日本海側気候の典型的な地域であり、気象庁 気象統計情報(金沢)によると、以下のような特徴があります。・年間降水量が多い・冬は積雪があり、冷え込みが強い・夏は湿度が高く蒸し暑い・四季の寒暖差が大きいこの気候条件から、金沢の住宅では「断熱性能」と「気密性能」が家の快適性を左右します。高気密・高断熱が必要とされる理由断熱性能(UA値)UA値は「家全体の断熱性能」を示します。数値が低いほど断熱性が高く、北陸のような寒冷地ではUA値0.6以下が望ましい水準とされています。気密性能(C値)C値は「建物のすき間の量」を表す指標で、1.0以下が高気密住宅の基準とされています。断熱・気密が重要な理由・冬の暖房効率が大きく向上・夏の冷房効率も良くなる・結露のリスクが減り、家の寿命が延びる・室内の温度差が減り、ヒートショックリスクを抑制・光熱費の大幅削減につながるUA値やC値は住宅を考えるうえで大事な数値になってきます。ただし、住宅会社によっては非公開なこともあるので、一度担当者に聞いてみましょう。高耐震性能の必要性北陸地方は全国的に見ると地震頻度は高くありませんが、2024年の能登半島地震以降、耐震性能の重要性は再認識されています。住宅性能表示制度では以下の等級が示されています。耐震等級1建築基準法の耐震性能耐震等級2等級1の1.25倍耐震等級3等級1の1.5倍(消防署や警察署と同水準)引用元:国土交通省 住宅性能表示制度金沢市で新築住宅を検討する場合は、耐震等級3を推奨します。断熱材や窓の性能断熱材セルロースファイバー高性能グラスウールウレタン吹付窓性能Low-E複層ガラス樹脂サッシトリプルガラスこれらの仕様は光熱費削減に直結します。金沢市の補助金(2025年版)金沢市では、毎年住宅取得支援制度が見直されており、2025年も以下の制度が実施されています。わがまち金沢住宅取得奨励金(金沢市内→中心部)概要金沢市内に住む人が、より中心部へ転居し新築住宅を取得する場合に補助金が交付される制度補助金額・借入額の7.5%(上限150万円)・45歳未満の若年者は追加で2.5%(上限50万円)・居住誘導区域の場合は借入額の5%(上限100万円)主な条件・現在地より中心部の区域へ新築・購入すること・住宅ローンの返済期間10年以上・外観規定や和室の設置など、市が定める住宅仕様を満たすこと引用元:金沢市公式サイト(住宅取得奨励金)ようこそ金沢住宅取得奨励金(金沢市外→金沢市)概要金沢市外から金沢市内へ転入し、まちなか区域に新築住宅を建てる人への補助金補助金額最大200万円主な条件1.金沢市への転入前に3年以上、他市町村に居住2.金沢市へ転入予定または転入後3年未満3.金沢市または近隣に就労している、または就労予定4.まちなか区域での新築が対象5.住宅ローン10年以上住宅仕様など、市の規定を満たすこと引用元:金沢市公式サイト(住宅取得奨励金)国の補助金(2025年版)金沢市の補助金に加えて、国の制度も併用できます。子育てエコホーム支援事業(旧こどもエコすまい)省エネ・断熱に配慮した新築住宅に対し、最大100万円の支援。詳しくはこちらZEH補助金ZEH住宅を建てる場合の補助金(55万円〜90万円)詳しくはこちら金沢市で注文住宅を建てるおすすめの住宅会社4選ここからは、金沢市で注文住宅を建てたい方におすすめの住宅会社を4社紹介します。特に、金沢の気候に合う高気密・高断熱の家づくりや、デザイン性・性能にこだわりたい方はぜひ参考にしてください。1. 株式会社セイダイ ハウジングミライロ事業部引用元:株式会社セイダイ ハウジングミライロ公式HP会社名株式会社セイダイ ハウジングミライロ事業部本社所在地石川県金沢市大友1丁目100番地電話番号076-254-1541設立2019年公式サイトURLhttps://www.seidai.jp/セイダイハウジングミライロ株式会社は、高気密・高断熱性能に優れた省エネ住宅を提供する住宅メーカーです。親会社である株式会社セイダイホールディングスは、創業から約45年にわたり石川県で家づくりを行ってきており、その知識と経験を生かした注文住宅を提案しています。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を満たした設計高い耐震性能と省エネ性能の両立一邸一邸にこだわる完全自由設計引き渡し後の点検やメンテナンスなど、充実したアフターサポートといった特徴があり、金沢市の気候に適した「一年中快適な住まい」づくりを重視している点も大きな魅力です。セイダイハウジングミライロの家づくりの強み高気密・高断熱性能の住宅セイダイはUA値・C値にこだわり、北陸気候に適した断熱仕様を採用しています。C値(隙間の量)は0.1〜0.3台の高水準を実現しており、これは北陸地域でもトップクラスの性能です。夏も冬も室内の温度差を抑え、冷暖房費の削減に貢献します。完全自由設計で理想の住まいを実現デザイン・動線・収納など、施主のライフスタイルやこだわりに合わせたオーダーメイドの設計が可能です。標準仕様の性能が高く、価格の割に実現できる自由度が高い点が支持されています。ZEH基準の省エネ住宅と優れた耐震性能ZEH基準の家づくりを標準化しており、エネルギー効率の高い設備を採用し、光熱費を抑えながら環境にも配慮した暮らしを実現します。耐震面では、構造計算を全棟実施し、耐震等級3相当の設計に対応。能登半島地震以降、北陸エリアで耐震性能を重視する世帯からの評価が高いです。長期保証とアフターサポート引き渡し後も長く快適に暮らせるよう、定期点検やメンテナンス体制が整っています。「金沢の気候に合った高性能な家を建てたい」「光熱費を抑えつつ快適な暮らしを実現したい」という方に特におすすめの住宅会社です。2. コーワの家(宏州建設株式会社)引用元:コーワの家(宏州建設株式会社)公式HP会社名宏州建設株式会社(コーワの家)本社所在地石川県金沢市駅西本町1丁目3番15号電話番号076-263-5355設立1963年公式サイトURLhttps://www.kowanoie.com/「コーワの家」は、石川県金沢市の老舗建設会社である宏州建設株式会社が手がける住宅ブランドで、住友林業と地域の優良建設会社からなる家づくりネットワーク「イノスグループ」に参画している住宅メーカーです。コンピューターによる構造計算を行うデジタルフレーム構法揺れを抑える制振ダンパー全棟、省令準耐火構造といった構造面のこだわりにより、地震や火災に強い安心・安全な住まいを提供している点が大きな特徴です。「耐震性や耐火性を重視したい」「構造面にしっかりこだわった家が良い」という方に向いている住宅会社です。3. 株式会社アイワホーム引用元:株式会社アイワホーム公式HP会社名株式会社アイワホーム本社所在地石川県野々市市押野3丁目61番地電話番号076-246-3111設立1988年公式サイトURLhttps://www.aiwahome.co.jp/アイワホームは、野々市氏を中心に石川県全域で展開する住宅会社です。モダンデザインと機能性を両立した住まいづくりに強みを持っています。自由設計で、ライフスタイルや好みに合わせたプラン提案高気密・高断熱構造により、快適で省エネな住環境を実現耐震性にも配慮した構造設計で、安全性にも注力また、引き渡し後のアフターフォローにも力を入れており、長く安心して住み続けられる体制が整っている点も魅力です。「おしゃれなデザインと暮らしやすさの両方を重視したい」「家族とのコミュニケーションがとりやすい間取りにしたい」という方におすすめです。4. 株式会社シィー・プランニング引用元:株式会社シィー・プランニング公式HP会社名株式会社シィー・プランニング本社所在地石川県金沢市八日市1丁目639番地電話番号076-287-3951設立1970年公式サイトURLhttps://c-pla.co.jpシィー・プランニングは、自由設計の注文住宅を手がける住宅会社です。木の質感を活かすナチュラルテイストの住宅が得意分野で、シンプルで洗練されたデザインと機能性の高い住空間づくりに定評があります。施主のライフスタイルに合わせたオーダーメイドの設計高断熱・高気密構造で、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境耐震性能にもこだわり、安心して長く暮らせる住まいを提供また、薪ストーブを取り入れた住まいや、自然素材を活かしたナチュラルな空間など、デザイン性と居心地の良さを両立した提案が得意です。価格帯は中間層向けで、落ち着いたデザインを求める人に評価されています。まとめ引用元:photoAC2025年時点で金沢市の土地価格・建築費は上昇しており、注文住宅の総額はかつての3,500万円前後では現実的ではなくなっています。本記事の要点をまとめると以下の通りです。・金沢市の平均坪単価は約46万円前後(公示地価)・中心部は60〜80万円台、郊外は20〜35万円台・建築費平均は約3,871万円(フラット35調査)・総額は5,000〜6,500万円が主流・年収に応じた現実的な借入額は3,000〜5,000万円・金沢市の気候上、高気密・高断熱・耐震性は必須・補助金(わがまち・ようこそ金沢)は2025年版の条件で活用可能金沢市の住宅購入は、全国でも特に「気候」「地価の差」「補助金制度」が重要な地域です。最新データをもとに、無理のない資金計画と性能に優れた住宅会社選びを行いましょう。金沢は、冬の寒さや積雪、夏の蒸し暑さなど、気候の特徴がはっきりしている地域です。高気密・高断熱性能や耐震性、省エネ性に優れた住宅会社と出会うことで、長く快適に暮らせる住まいを実現しやすくなります。本記事の内容を参考に、建築相場・土地相場・諸経費を把握する年収とライフプランに合わせた無理のない予算を決める補助金制度や住宅ローンを上手に活用する金沢の気候に合った住宅性能と、信頼できる住宅会社を選ぶというステップで、ぜひ「予算内で後悔のない金沢市での注文住宅づくり」を進めてみてください。